独学で志望校の大阪市立大学へ受験を挑むも不合格。浪人生として武田塾へ入塾し自学自習の質を上げて再受験に挑戦。
最終的には志望校よりも高い実力を身に付けるも、志望校のレベルは上げずにどうしても行きたかった念願の大阪市立大学の合格を掴み取りました。
大阪市立大学
大阪市立大学は偏差値55.0~67.5を誇る大阪府大阪市住吉区の公立大学で大阪財界の有力者によって設立された大阪商業講習所を前身としているため多様性の高い学びが特徴的です。さらに、旧帝大に引けを取らないほどの高い就職率を誇っています。
著名人や有名人の卒業生も多々輩出しており、第16代大阪市長であり大阪市大学名誉教授・経済学博士である政治家の磯村隆文さんやニューヨークを拠点に活躍されている俳優のヨシ天尾さん、元日本代表でJリーグ・FC今治所属のサッカー選手橋本英朗さん、ユニ・チャーム創業者の高原慶一郎さんなど、幅広い業界に多くの卒業生を輩出しています。
今回は進学校でない高等学校を卒業し、1浪するも大阪市立大学に合格を成し遂げた石浦さんの実録合格者カレンダーです。
独学で受験を挑むも不合格
卒業した高等学校の授業のレベルが低かったこともあり独学で志望校の大阪市立大学を目指すも失敗してしまい浪人生活が始まりました。
予備校に通おうと思い予備校を探している時に武田塾を見つけます。今までずっと独学で勉強してきたこともあり自習で進むスタイルが自分に合っていると感じ入塾を決めました。武田塾に通うことでパワーアップした自学自習を行うことができ、志望校へ合格できるのではないかと期待に胸を躍らせます。
得意科目は英語。物理と数学もそこそこできるという実力ですが化学が全然できない状態で全教科復習も兼ねて1から基礎をやり直すことになりました。
化学は『鎌田の理論化学の講義』を用いて無機化学の基礎を固め『三訂版 リードLightノート 化学基礎』で化学基礎を徹底的に把握します。物理は『物理のエッセンス（力学・波動）』と『宇宙一わかりやすい高校物理(力学・波動)』で物理の基礎をしっかり固め、得意科目の英語もレベルを上げるわけではなく『システム英単語[5訂版]』『速読英熟語』『Next Stage』を使って基礎固めから始めました。
独学をしていたため基礎はできるだろうと思っていましたが、担当の講師から本当に解き方を理解しているのかを確認するために質問をされると簡単な数学の公式などの質問でも答えられなかったり、意外と取りこぼしがあることに気づき基礎の復習に力を入れました。
過去問に挑戦するも苦戦
以上の参考書を用いて基礎を徹底的に固め、夏には大阪市立大学の過去問に取り掛かりますが今まで基礎を丁寧に勉強してきたため基礎は解くことができるものの、難しい問題や発展問題に対応できる力がまだついておらずギリギリ合格点に届くか届かないかの状態。
基礎に似ている問題でも少しでも難易度が上がってしまうと解けないという事がわかり、発展問題の応用力を身に付けることに徹底するために難しい参考書に入ります。
難易度が上がったため最初は苦戦をするも、問題を解いていくうちに発展的な問題も解けるようになりました。
余裕を作るためによりハイレベルな参考書に挑戦
難しい参考書に入り難易度の少し高い問題にも対応できるようになると化学以外はより難易度の高い参考書に移行します。
英語は早慶上智・東大や京大などの難関国公立に対応しているレベルの『関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』で長文読解の実力を磨き、数学は『ハイレベル数学Ⅲの完全攻略』でハイレベルな数学の問題の経験を積み、早慶・旧帝レベルの難関大学物理合格ラインの実力を確実に身に付けるための参考書である『名門の森 物理 波動Ⅱ・電磁気・原子』を使ってより豊富な知識と対応力を身に付けます。
これらの難易度の高い参考書を解かなくても大阪市立大学へ合格できる実力は既に身に付いていたため、志望校のレベルを上げることもできましたがどうしても行きたかった志望校の大阪市立大学は変えることなく、「余裕をもって合格したい！」という意思の元より難易度の高い問題をたくさんこなしました。
11月に国語を追加
なんと受験直前の11月に国語を追加します。
現役時代も国語の成績が良く、できもよかったため国語はできるものだと信じ込んでしまっていましたがセンター模試で悪い結果がでしまいます。
国語も追加して勉強した結果センター試験本番では全科目で80%を獲得。英語の出来が1番よくなんと180点という高得点をたたき出しました。
センターで大学を抑えることはせずに、入試本番を迎えます。
大阪市立大学以外に立命館大学と同志社大学も受験し、立命館大学と同志社大学を先に受験します。これといって過去問を解くなどの対策をしてこなかったため不安はありましたが、立命館大学と同志社大学は無事合格。安心しているのは一時で次はいよいよ第1志望校である大阪市立大学の受験です。
大阪市立大学に合格
いよいよ迎えた大阪市立大学の入試は手応え抜群。8割近く取れた自信があり、無事に合格を成し遂げました。
出身高校は進学校ではなく授業のレベルも低いため大阪市立大学へ進学する生徒は滅多にいないなか合格をしました。ただ合格しただけではなく合格点を余裕に上回り、受験勉強の際に大阪市立大学以上の実力を身に付けたため入学後のレベルの高い授業でも苦戦することがありません。
独学から武田塾入塾で大阪市立大学合格 | まとめ
あまりレベルの高くない高等学校に通いながら独学で大阪市立大学の受験に挑むも不合格。浪人生として武田塾に入塾をし再受験に挑みます。
既に勉強した基礎から丁寧に固め直して徐々にレベルを上げていき、志望校のレベルをより高い大学に上げることもできたもののどうしても行きたかった大阪市立大学を第1志望から変更することなく大阪市立大学に余裕をもって合格できるほどの実力を身に付け合格しました。
自分の勉強スタイルを確立し、さぼらずに1年間受験勉強と向かい合った成果が念願の大阪市立大学合格という形として現れました。
また、今回大阪市立大学合格を機に石浦さんは武田塾 大阪校の講師としても勤務をしています。大阪市立大学を目指しており、かつ大阪校へ通っている生徒さんはぜひ体験談を聞いて参考にしてみてください。
